「同時通訳学習法 脳科学3秒の壁」 の凄さシリーズ ! 012
前回は集団授業の壁について話しましたが、ではどのように集団授業に個別授業を組み込んでいくかを話していこうと思います。
前提として、小学生の1クラス10名と仮定してみます。
授業のつかみは集団授業要素から始まります。
個々のレベル差関係なく、10名全員が同じことをできる要素、例えば、その日に授業で組まれている英文を読む練習を、先生のリードの元に行います。子供たちは先生の真似から入り、10名全員が同時に復唱します。このパートを何度か繰り返した後、今度は個別練習へと入っていきます。
全体で練習の際は、先生1対全生徒10で、先生の負担度は1です。これが一般的な個別対応となると、先生の負担は10名分となり、10倍になります。これでは授業が進みません。
そこで「3秒の壁」教材の登場です。
この教材の凄いところは、集団授業で、先生が何度も何度も自ら生徒全員に対して行なっていた、反復練習のパートを、完全に教科書に連動した形で、ネイティブの音声が、肩代わりしてくれるところにあります。
この音声データは、PC上、iPadなどのタブレット上、もしくはオンライン上、どちらでも動作しますので、それぞれの生徒は、それぞれの理解度に応じて、自らわからないところへ移動させ、自らの意思で反復を繰り返すことが可能となるのです。
ここで重要となってくるのが、「挑戦意欲」を生む授業構成であり、こちらを次回話したいと思います。
3秒の壁 PR室